ジェレミーからのうれしい手紙

今回の会長挨拶のテーマは「夫源病」。経営者の多いメンバーに、奥様が病気の時に料理を作れたら良いですねとのことでした。

 

さて、15年前に青少年交換留学生として当クラブに在籍していました、ジェレミーさんよりうれしい手紙をいただきました。近々、訪問していただけるとのこと。メンバー一同楽しみにしています。下記に転載していますので、どうぞご確認ください。




ジェレミーからの手紙

長沼ロータリクラブの皆様へ、

こんにちは、ジェレミーです。

長い間ご無沙汰していて、申し訳ございません。皆様お元気でいっらしゃいますか。

幼い15歳の私が母国のオーストラリアから遠隔の北海道の小さい町に行ってから、もう 15年以上が経ってしまいました。その一年は、冒険や新しい経験でいっぱいで、成長をしたり、友達をたくさん作ったりすることもできました。

 

クラブの皆様やホストファミリーが親切にしてくれたこと、そして私を暖かく歓迎してくれたことをよく覚えています。距離や経った時間にも関わらず、この思い出はそのままずっと残っています。日本を出発した時は、メールやフェイスブックの普及で私達の世界が縮まる直前でした。思い出や感情は褪せなかったのに、オーストラリアに戻ってすぐ、私の日本語は褪せてしまいました。それでなかなか日本語で手紙を書くことができなくなってしまいました。残念ながら、そのころの親しい人々との連絡がとだえてしまいました。

 

オーストラリアに帰ってから、まもなく、元の高校に戻って、その後大学で法学の学位を取りました。 そして、キャンベラの外務貿易省に入省しました。外務貿易省に入省したのは、オーストラリアの代表として、日本にいた時のように、ほかの文化や人々から色々なことを習い続けたいと思ったからです。世界の問題をお互いの立場から見て、お互いをよく分かりあえれば、世界はもっといい所になるだろうと思います。

 

ここ十年間、色々な国に住みましたが、再び日本に住むことができるとは夢にも思いませんでした。しかし、ある日オーストラリア大使館での赴任が決まって、今までの思い出が溢れ帰って来ました。日本を出てから、二千年以降一度も戻れませんでしたが、皆様のことは今でも私の心に強く残っています。赴任のため今日本語の勉強をしていますが、来年の初めに日本に行く予定です。再会した時にまた楽しい思い出話や今までの経験についてよく話せるように、その時まで日本語の勉強を頑張るつもりです。

 

今度、お会いした時日本にいた時の皆様のご親切や友情への恩返しをしたいと思っています。

それでは、来年お会いできるのを楽しみにしています。

 

ジェレミー